フリーター最高!!20代の頃は本気で思っていました。
正社員とか単なる社畜じゃん。企業にいいように使われてバカバカしいよ。
どうして身体と精神を壊してまでブラック企業にしがみつくのか意味が分かりませんでした。
いい給料もらって残業もないホワイト企業の正社員なら、なってもいいかな?なんて偉そうに考えたりしましたが、ほんと~~にフリーターって楽なんですよ(笑)。
一度やったらやめられないぬるさというか・・・。
・自由な出勤形態~好きな時に休めるので旅行いけたり
・残業代もきっちり清算(正社員になるとサービス残業がある)
・所詮バイトだから行きたくない飲み会・旅行・会議、めんどくさい行事に参加しなくていい
・平日休み取って映画や買い物に行ける
週に4~5日働いて、後は自分の好きな時間を過ごせる暮らしです。
日々を楽しくのほほ~んと暮らしていました。
そんな生活をずっと続けていて、30歳になったタイミングで母親が癌になりました。
介護や身の回りの世話をしなくてはならなくなって、はじめて気が付いたんです。
有給もないから、休めば全くお金がもらえないということに。
フリーターって・・・カラダ壊したら終わりなんじゃ!!(゚д゚lll)
30歳女フリーターが就職を決意した理由とは
一生フリーターでいいやと思っていた私に、身近な人の病気は人生を考えるきっかけになったのは間違いありません。
病気になったり働けなくなっても、国に面倒みてもらえばいいやぐらいに舐めた考えでいました。
でも、母親が癌になったということは遺伝的に私も・・・と考えると心底ゾッとしたんです。
人間、自分の事となると真剣になります。
今まで「社畜だの自由がない」だのとバカにしていた正社員の皆様に謝りたくなりました。
調べれば調べるほど、これはみんな正社員になりたいわけだと分かりました・・。
高齢フリーターの末路とか
- 社会保障がない
- 厚生年金ないから年金少ない
- 50歳過ぎてフリーターとか未来が暗すぎる
- 貯金してないと老後やばい
- 年下にあごで使われる
- 孤独死が脳裏をよぎる
- 身体を壊しても安い時給のパートさえやめられない
- 独身女性の3分の1が貧困という現実
街中でたまに見かける女性ホームレスって20年後の私なんじゃないかと、ガクガクブルブルです。
これから少子高齢化社会がやってきて、もらえる年金も今より少なくなるのは目に見えています。
じゃあ貯金を頑張ろうって言っても、フリーターの時給じゃ貯められる金額もほんの少し・・・。
ひょっとして私・・・詰んだ?\(^o^)/
未来を考えれば考えるほど暗くなりますが、解決策として私が取った行動は「就職活動」でした。
至って普通の結論になってしまいましたが、正社員は安定しているな~って改めて思ったのです。(遅い 笑)
正社員は安定
- 時給制じゃないから休んでも給料がある
- 有給休暇がある
- 国民年金、厚生年金を半額負担してもらえる
- 年2回のボーナス
- 企業型確定拠出年金(イデコ)があったりする
- フリーターの3倍以上の生涯賃金
- ケガや入院した場合は傷病休暇、健保からの手当て、見舞金
- 給料あがるから貯金もしやすい
- 失業保険あり
- 結婚しやすい・・・かも
フリーターの待遇と比べれば雲泥の差です。
20歳の時に気が付いておけば良かったと「横っ面」のひとつでもはたいてやりたいですね(`0´)ノ
とは言ってもまだ30歳と自分を鼓舞して、正社員ゲットの道を歩むことにしました。
若者向け就職エージェントを利用
ハロワやフリーペーパー、求人情報誌などのアナログと併用して、転職サイトにも登録。
後はネットで就職情報を調べていると、「転職エージェント」なるものがあることを知りました。
有名どころでは「DODA」とか「パソナキャリア」がありますが、どうみても30歳フリーター女子はお呼びじゃなさそうです(笑)
新卒で就職してキャリアを積んできた女性向けですね。
さらに情報を集めるとフリーター向け転職エージェントなるものを発見!!
これがいいことしか書いてないんですよ・・・(^q^
いっちょ騙されてやるか!ぐらいのノリで登録しておきました。だってもう失うものなんてありませんからね(笑)
・履歴書や職務経歴書を一緒に作ってくれる
・書類選考なしで面談できる
・面接の練習、模擬練習あり
・就職率96%超え
・就職が決まるまで担当エージェントが諦めない
・完全無料
30歳でも正社員になれました
結論から言うと、1か月かからずに正社員になれました。
30歳という年齢はやはり職種が限られるらしく、私が希望したのは不人気の「営業職」だったのも就職できた理由だと思います。
営業はいい印象がないと思いますが「転職エージェント」を通しているので、ブラック企業は紹介されません。
私にはもったいないぐらいにしっかりとしたホワイト企業です。
それを強く思ったのが、33歳で今度は自分が乳ガンにかかったときです。
有給休暇・見舞金・傷病休暇・その他の福利厚生など本当にありがたかった・・・。
正社員で本当によかった。