大好きな洋服に囲まれて仕事ができるアパレル店員は、おしゃれな人にはぴったりな職業と言えるでしょう。
しかし、ふと将来を考えたとき、40代・50代になってもアパレル店員って続けられるの?店長以外のキャリアアップってあるの?と不安になる人も多いはず。
結論から言うと、年を取ってもアパレル店員として働き続けることは可能ですが、金銭面やいろいろな理由から転職する人が多いです。
この記事ではアパレル店員が年を取ったらどうなるのか、アパレル店員のキャリアアップや転職事情について解説します!
アパレル店員が年を取ったらどうなる?
年を取ったアパレル店員の現実を見てみましょう。
ターゲット層と合わなくなる
20代をターゲットとした店で働いている場合、30代40代と年齢を重ねるほどターゲット層と離れていきます。
アパレルでは基本的に自社の洋服を着て接客しますが、年齢を重ねるごとに「だんだん似合わなくなってきたかな?と感じることもあるでしょう。
お客さんもまた、実際にアパレル定員の服装を参考に商品を購入することも多いです。
よって、ショップがターゲットにしている年齢層より自分の歳が離れてしまうと、若い年代のニーズにうまく応えられなかったりお客さんと話が合わなくなってくることも・・・。
一緒に働くスタッフとも年齢が離れてくるとジェネレーションギャップが出てきて居づらくなるケースもあります。
若作りを続けることが惨めに感じたり、ターゲット層や同僚とのギャップで仕事が辛くなりやめてしまう人が多いのです。
給料は安いまま上がらない
アパレル店員の平均年収は300万円前後であるケースが多く、あまり多いとはいえません。
また、店長以外のキャリアアップが少なく、大幅な給料アップなどが見込めないという面もあります。
新卒時点は周りとあまり差がないかもしれませんが、年を取るにつれて差が開いていく傾向が強いです。
独身であれば問題ない金額であっても、結婚して子どもを持つとなると十分な収入とは言えず、結婚などのライフイベントを機に転職するケースも多くなります。
また自社の服を購入しなければならず、割引がきくとはいえ痛い出費と感じる人も少なくないようです。
キャリアは店長で止まることが多い
アパレル店員はキャリアアップが難しく、年を取っても店長止まりの人が多いです。
中にはエリアマネージャーやバイヤーなどの本社勤務にキャリアアップできる人もいますが、かなり狭き門なので難しいのが現実のようです。
キャリアアップができないとなると、給料面だけでなくやりがいが感じにくいというデメリットがあり離職につながります。
体力的にきつくなる
アパレル店員の仕事は基本的に立ちっぱなしですし、商品陳列のために動き回ったり重い段ボールを持ち上げたりと体力的にもハードです。
また、休みが少なく連休も取りにくいため疲れが取れず、若いときは良くても年を取って体力が落ちてくるときつくなるかもしれません。
土日やGWなど、世間が休みのときに休めないため友達や家族との時間を取れないことに不満を感じる人もいます。
アパレル店員が年を取ったときの選択肢
アパレル店員が年を取ったときには以下のような選択肢があります。
説明していきますね。
別の店に転職をする
年を取って店のターゲット層と合わなくなってきた場合、他の店に転職するという道があります。
20代がターゲットの店に40・50代が働くのは難しいかもしれませんが、ミセス向けのブランドや百貨店であれば無理なく働き続けられそうですね!
本社などへのキャリアアップを目指す
狭き門ではありますが、本社などへのキャリアアップを目指すことも可能です。
店員や店長として大きな成果を上げると本社勤務の可能性も高くなるかもしれません。
ただし可能性としては高くないため、努力し続けても本社勤務できないことも十分にあり得ます。
自分の中で期間を決めて、無理ならば他の道を探すなどするのがおすすめです。
別の職種へ転職する
別の業界や職種へ挑戦するという道もあります。
アパレル店員として培ってきたコミュニケーションスキルや体力は転職活動でも活かせるはずです。
ただし未経験への業界・職種への転職は早めに動き出す方がいいでしょう。
アパレル関係への転職であればある程度年を取ってからでもいいかもしれませんが、未経験の業界・職種であれば若い方が有利です。
【アパレル店員は年取ったらどうする】アパレルを辞めて全く違う職種に転職したら人生変わった話
アパレル店員におすすめ仕事
アパレル店員の転職でおすすめの仕事を紹介します。
営業職
アパレル店員はお客さんにおすすめの洋服やコーディネートを提案し、その後購入してもらいます。
営業職も自社製品を宣伝し取引先に購入してもらう仕事であるため、アパレル店員の接客スキルが活きてくる職種といえるでしょう。
接客業
アパレル店員は接客業が好きな人も多いですし、接客を続けていきたい人は別の業界の接客業に転職するのがおすすめです。
その際、キャリアアップの道筋が明確に用意されている会社を選ぶようにすると将来性もあるので安心できます。
IT関係
IT業界は今後も需要が高いことが予想され、スキルを身につければ条件の良い会社へキャリアアップしていける可能性が高いです。
ただしアパレル店員からIT業界となると未経験業界への転職になります。
雇用する企業としても若い人材を求めていることがほとんどなので、転職するなら早い方が有利といえます。
アパレル店員の転職には転職エージェントがおすすめ
未経験の業界や職種への転職は不安も多いと思います。
また自分にはどのような仕事が向いているのか、アピールポイントって何だろう、と疑問が出てきたときに相談できる相手がいると安心ですね。
そこでおすすめなのが転職エージェントです。
転職エージェントはキャリアカウンセラーが経験や希望を元に最適な転職先を紹介してくれたり、履歴書作成や面接練習などのサポートを行ってくれます。
業界特化型や若い世代向けなど転職エージェントによって特徴がありますので、自分に合ったものを探しましょう。
まとめ
おしゃれで華やかなイメージのあるアパレル業界ですが、年を取るとターゲット層と合いづらくなることもあります。
また、キャリアアップや給料の低さなどで将来が不安になり転職する人が多いです。
同じアパレル業界での転職もいいですが、アパレル店員としての経験を活かして別の業界や職種に挑戦するのもおすすめです。
未経験の業界・職種への転職は早めに動き出し、転職エージェントなどのサービスを利用すると成功しやすいでしょう。
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