地元では優良企業と呼ばれている会社で「社会保険労務士」の仕事をしています。
国家資格を取得したのは26歳の時で、それまではフリーターしていました。
その頃の私は本当に追い込まれていて、当時の日記を読み返してみると「死にたい・消えたい・生きてる意味・鬱だ」などネガティブモード全開でした。
新卒で入った会社が凄いブラック(アパレル)で1年で退職、それから働くのが怖くなってしまい週に4回のバイトのみです。
もうブラック企業はこりごりと、労働基準法を遵守している会社(大手ばかり)を狙って就活するも落ち続けて挫折(´;ω;`)
就活が恐怖になり3年間のフリーター生活が続いていました。
労働基準法を守っている会社で正社員になりたい。
ブラックで体と精神を壊して働くぐらいなら、一生フリーターでいいや。
そう思っていたはずなのに、突きつけられた現実は私の心を蝕んでいくには十分だったのです。
自分の未来が見えない。とにかく将来が不安で仕方ありませんでした。
ここから1発逆転するには「資格」を取るしかない!!
そんな結論が導かれたのです。
社会保険労務士を目指した理由
将来が不安
年金や社会保障など、正規と非正規の差に驚いた。このままだと老後に孤独死か生活保護が待ってる気がした。
世間体が悪すぎ
親がフリーターであることを親戚や近所に隠していたのがショック
結婚できそうにない
彼氏もいないしフリーターだとフリーターとしか出会いがなかった。結婚するなら安定している正社員としたかった。
労働法などを調べているうちに興味が出てきた
法律を扱うスペシャリストなので、企業でも重宝されるだろうし就職もしやすいと思った
フリーターというコンプレックスを無くしたかった
人生詰んでる\(^o^)/
「このままじゃいか~~ん。」鏡に向かって何回叫んだことか!!
社労士の勉強方法
社労士の学校に入学するか、通信教育にするか考えたのですが、私は迷わず通信教育にしました。
理由は「お金」と「時間」です。
通学にかかる時間と、友達ができちゃったりしたらご飯やお茶など無駄な時間が生まれるなと考えたからです。
若かったらいいけど、もう25歳だったので青春ごっこはなしと覚悟を決めて挑みました。
使った教材はオンスク.JPの社労士講座
です♪
1年間で1200時間の勉強時間を確保する
合格しなかったら切腹(笑)
冗談ぽく聞こえますが、本人はいたって本気でしたよ。
そのぐらい自分を追い込んでいました。
社労士の試験は覚える範囲がとても多いのですが、フォーサイトのテキストは「試験に出る範囲」をまとめてくれているのでかなりの時間短縮になりました。
完全な独学だけだったら多分落ちてましたね・・・。
本番の試験も「予想問題」で見たことあるものがズラッと!!
おいおいおい~~これいいのかぁ~~い!!
予想問題やっていた受験者たちは試験中にニンマリと笑っていたのではないでしょうか(笑)
そうして結果は合格!!
社労士合格から就職活動
今度の就活は失敗しない!!
難関資格を取っているので、自分にも自信が出てきていました。
転職サイトをずらっと見ると同時に「転職エージェント」にも数社登録して本格的な就職活動をスタート。
社労士資格を持っているだけで、企業紹介オファーの数が尋常じゃないぐらいきます。
エージェントから直で電話がかかってきて、面談の日々が続きました。
あれだけお呼びじゃない感が凄かったのに、天と地がひっくりかえったぐらいの違いです(゚д゚lll)
エージェント経由で4社と面接しました。
そのどれもが超ホワイト企業です。安心して定年まで働けそうな会社ばかり・・・号泣
その中で私が選んだのは創立70年以上の歴史がある地元優良企業でした。
今までは外部の先生に頼んでいたのだけど、先生が高齢になってきたので2.3年かけて引き継いでいって欲しいと。
ゆくゆくは会社の要になって人事部を引っ張ってほしいとも。
年収も420万スタートで、30歳を超えた今は役職もついて550万まで上がっています。
フリーターが国家資格を取って良かったこと
安定した企業で「正社員」として働けていること、老後の心配が消えたこと、フリーターという劣等感が消えたこと。
他にもいろいろとありますが、それよりも良かったことは・・・。
色んな人から感謝されることです。
「従業員が働きやすくなる+会社側にもメリット」この施策を提案して良い企業にしていくこと。
これが社労士の仕事です。
休みの数を増やしたり、週4.5.6日勤務のうちどれか一つを選べたり、福利厚生を上手に使って支払う税金を減らしながら従業員の満足度を高めたり。
クサいセリフですけど、「ありがとう」って言われると凄く嬉しいんです。
死のうとまで考えていた私が誰かの役に立っているなんて・・・。
現在フリーターの人も諦めないで、もがいてみてください。
社労士以外にも、自分が興味を持てる資格を持つことで世の中の役に立てることがあります。