最近では保育士として勤めていた保育園を辞めて、フリーランス保育士という働き方を選ぶ人たちが増えていますよね。
そもそもフリーランスと聞くと、カメラマンやライターなどを思い浮かべると思いますが、実は保育士もフリーランスの人たちがいます。
なので今回は「フリーランス保育士」にスポットを当てて、その特徴やメリット・デメリットを紹介していきます♪
本記事の内容
・フリーランス保育士って?
・保育園以外での働き方(収入源を増やす)
・フリーランスで保育士をすることのメリット・デメリット
保育士だけどフリーランス?
フリーランス保育士とは文字の通りフリーランスという形で保育士のお仕事をしている人たちのことを言います。
そのため、フリーランス保育士は特定のこども園や保育園には所属せず、求人が出た現場と個人的に契約を結んで仕事をしています。
フリーランス保育士の多くは、以前は認定保育園などに正規職員として勤めていた保育士さんたちがほとんどです。
給料や人間関係、保育に対する考え方の違いなど、様々な理由で保育園を辞めたけど、子どもが好きだったり、経験を生かして自由な時間で働きたいと思ったりして、その道を選んだ人がほとんどです。
フリーランス保育士の仕事スタイル
フリーランス保育士は、「フリーの保育士」として園で働いたり(私立が多いです)、派遣や臨時の保育士としても園で働いたりします。
ほとんどの場合は、短期での契約で、いろんな園で経験を積んでいくことが多いです。
しかし、フリーランス保育士は、保育園だけで仕事をするわけではありません。
保育園でも仕事をしつつ、空いた時間は以下のような仕事と掛け持ちしている方も・・・
- ベビーシッター
- 保育ライター
- ウェディングシッター
- 企業の保育企画の協力
- その他保育に関する様々な仕事
それぞれについて詳しく解説していきます。
副業として今日から取り組めるものもあるのでぜひ最後まで読んでみてください♪
ベビーシッター
依頼者さん(保護者)の自宅に行って、保護者が不在の間お子さんのサポートを行う仕事です。
サポート内容としては、一緒に散歩をしたり、ものづくりをしたり、子どもの好きな遊びをしたりします。
最近ではベビーシッターのマッチングサイトが流行っており、アプリや Web サイト経由で事前にやり取りを行い、当日に依頼者さんのご自宅へ伺うケースも多いです。
保育ライター
子育てに悩む親御さんに向けたり、保育士さんに向けたりして記事を書いていく仕事です。
パソコン一台あればどこでもできるので、保育ライターとしても活動しているフリーランス保育士さんは非常に多いです。
筆者の私がライターとしてよく使っているのがこちらの会員数 100 万人以上のクラウディアというクラウドソーシングサービス(ネット上でお仕事の受発注ができる)です。
クラウディアを利用するメリット4つ
- 業界最低水準の手数料(最低3%)
- 完全非公開の高単価オファー
- 定期的なサイトパトロールで安心してお仕事可能
- 仮払いシステムで安心の報酬受取
ウェディングシッター
主に結婚式場なので、新郎新婦のお子さんをサポートしたり、出席している方のお子さんをサポートしたりする仕事です。 ハッピーな場に立ち会えて、幸せな気持ちになるという理由で意外と人気なお仕事です。
企業の保育関連企画の協力
子どもや保育に関わる企業の企画を専門的な立場でサポートしていく仕事です。企画の立案や改善、アドバイスなどを行っていきます。基本的には単発の仕事になることが多いです。
フリーランス保育士のメリット
今は保育園などに正規職員として勤めているが、続けるかどうか迷っている人にとっては、 フリーランス保育士のメリットは非常に魅力的です。
主なメリットは以下の三つです。
- お金の事務を自分でやらなければならない
- 社会保障やボーナスがない
- 代わりの人がいないので急に休めない
それぞれについて詳しく解説していきます。
仕事に対する高い自由度
仕事をするにあたって、自由度が非常に高いというのが最大の魅力です。
- 何の仕事をするのか
- どれくらい仕事をするのか(日数や時間)
- 給料(単価)はどれくらいなら引き受けることができるのか
- お休みをいつにするのか
- どんな人と仕事をするのか(人間関係)
などなど、仕事に関するあらゆることを自分の意思で決めることができます。
興味があり好きな仕事だけを選び、日時も自分の都合を調整しながら仕事をすることができます。
誰かの意志ではなく、自分の意志で仕事を行うことは、モチベーションの維持ができるだけでなく、仕事そのものに楽しさを感じることができます。
給料が上がる
実は、フリーランスになる方が給料上がりやすいです。
理由は、時給が上がることと 、上限がなくなることです。
基本的にフリーランスとして働く方が、時給が高い場合が多いです。
保育士の平均的な給料を時給換算すると、衝撃的に低いというデータがあります(20代・30代は1300円台)。
また、勤めている場合は、給料の上がり幅も小さく、どれだけ働いても上限も決まっているため、思うように稼ぐ事が出来ません。
しかし、フリーランスであれば仕事をした分だけ青天井で自分の給料になります。
ストレスから解放される
仕事に対する自由度が上がり、給料も上がると、精神的な余裕もできて自然とストレスから解放されます。
ストレスから解放されることで、自分の人生に対してより充実感や満足感を得られることができます。
現在、保育園に勤めてメンタルを消耗している人にこそフリーランス保育士はとってもおすすめです。
本当に人生が変わります!
フリーランス保育士のデメリット
反対に主なデメリットは以下の三つが挙げられます。
- お金の事務を自分でやらなければならない
- 社会保障やボーナスがない
- 代わりの人がいないので急に休めない
それぞれについて解説していきます。
お金の事務を自分でやらなければならない
園に勤めていた時は、園の事務が行なってくれていた年金や社会保険、確定申告などのお金に関する手続きを自分で行わなければいけません。
特に確定申告は、書類を揃えるためには意外と時間がかかります。そのための時間を捻出しなければいけないし、そもそも非常に手間な作業であるということを考えると、この点はフリーランスであることのデメリットと言えます。
福利厚生やボーナスがない
当然ですが、フリーランスは賞与もなければ福利厚生もありません。
福利厚生で言えば、健康保険は国民健康保険一択になります。
また、移動を伴っても通勤手当は約束されませんし、その他家賃手当や扶養手当といったものもありません。
フリーランスである以上は、稼ぎでこれらの福利厚生の面をカバーしなければいけません。
そういったプレッシャーがかかるのはデメリットと言えます。
代わりの人がいないので急に休めない
フリーランスとして仕事をするということは、自分自身の代わりの人はいないということです。
会社に所属していれば、急であっても当日の朝に電話を入れることで休むことができるかもしれませんが、 フリーランスの場合はそうはいきません。
仕事を獲得していく上で最も必要な信頼を失ってしまうからです。
確実にスケジュールに沿った仕事が行えるように、より気をつけて体調管理をしていく必要があります。
まとめ
今回は、勤めている保育園を続けるかどうか悩んでいる保育士さんに向けて、「フリーランス保育士」を取り上げてフリーランスの道もあるということについて解説しました。
大切なのは、自分の人生を充実させ、満足感を得ながら生きていくことです。
フリーランスの道を選ぶことはもちろんデメリットもありますが、 現在の保育園でメンタルが消耗している保育士さんにとっては、最大限のメリットを受けることができ、人生が変わるかもしれませんね。
思い切って、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。