保育士を3年間で辞めて、転職した今思うことがあります。
「保育士、辞めて本当によかった…。辞めなかった人生を考えただけでもゾッとします。」
今の保育士の離職率の高さを見ても私の感覚は大きくズレてないんじゃないかと思います。
今回は私が実際に保育士を辞めて転職をした経験談を含め、保育を辞めて転職するメリットや方法、注意点なんかを紹介したいと思います♪
また、保育士から転職する以外にも、職場を変えることや保育士で独立してフリーランスになることについても触れています。
今保育士をして苦しんでいる人は、人生を変える具体的な行動がわかりますよ!
保育士辞めて良かった?私の職場のブラック環境
保育士って本当に尊い職業です。
歌にピアノ、絵本や製作に手芸、もちろん子供たちの面倒まで見る「スーパーマン」ですよ!!
でも、これほど報われない職業もないんじゃないかな・・・。
保育士を辞めて転職した今振り返ると、保育士って本当にブラックな環境でした。
私の場合は本当に辞めて良かったです。
保育士されているみなさんの職場でも当てはまったら黄色信号ですよ。
振り返るとブラックだったと思える所
- お給料少ない
- 有給は自由に使えない
- サービス残業の日常化 持ち帰り仕事多し
- たまの休日には草取り、窓拭き
- 絵本や教材代など自腹が多い
- 子供ひとりずつの指導計画やクラスの月案
- おたより、日誌、週案、行事の準備
- 展示物、創作活動
- 親御さんに気を遣う
- モンペたち
- 各週の食育
- 多すぎる行事や催しで多忙な日々
- ずっと外遊びで日焼けして老化していく肌
やることが多すぎて、時間がどれだけあっても足りない・・・。
行事、イベント前は睡眠が2.3時間しか取れなかったり、休暇も買い出しやなんやらでプライベート一切なしという(泣)
子供たちのことは可愛くて大好きだったけど、最後はもうだめって感じでした。
正直、私3年間もよく頑張れたな~と (。-ω- 。)
保育士を辞めた理由
色々とブラックな労働環境の保育士ですが、ここからは私が保育士を辞めた実際の理由をあげていきます。
同じように退職した保育士友だちも、同じ悩みを持っていたので、当てはまったらもう赤信号ですね。
人間関係
一緒に組んでいるベテラン先生の「高圧的な態度と教育方針」が合いませんでした。
それで、過去に何人もの若い先生が辞めてましたよ。
保育の現場は女ばかりで只でさえ気を遣うのに、気が強い(我が強い)先輩たちとの仲を調整するがしんどかったです。
同僚との人間関係って本当に大切だと思います。
保護者(モンスターペアレント)
個人の電話番号やLINEを聞いてくるママ友グループがいました。
(保育士のプライベートはもはやないです・・・)
お金払って預けてるんだから、あなた達がやるのは当たり前!といった態度が見えてしまったときは悲しすぎて本当に辞めたくなるんですよね。
仕事と給料が見合っていない問題
暗黙の了解で片づけられているサービス残業と休日出勤・・・
このペーパーレスな時代に書類がとにかく多いのと、持ち帰らなければ片付かない仕事量。
それなのに手取りで13万とか・・・
これだけの重労働をしていても、生きていくのが精一杯なお給料しかもらえないことに絶望しました。
一般企業で働いている友達に手取り金額を話したら、定時退社なのに自分のお給料よりはるかにもらっていたことを知り、恥ずかしくなってしまいました・・・」
責任の重さ
子供の命を預かっているという責任の重さ。
擦りむいただけでも保護者に文句を言われないかドギマギして神経がすり減っていきました。
行事・イベント多すぎ問題
毎月の集会・行事の集会・夏祭り・運動会・発表会が多すぎて疲弊してくる。
去年よりレベルを高くとか、もっと凄いものを求められうんざり。
必然的に持ち帰りの仕事が増えて寝る間も惜しんで準備をすることが多かったです。
オシャレ制限
これは私の完全なワガママなのですが、髪の毛も染めたかったしネイルもしたかったです。
友人が「栗色の髪」で可愛いガーリーヘアをしているのを見て、本当に羨ましかった。
お迎えやお見送りに来るママでも、長い睫毛にカラコン、手入れされた爪、紫外線にさらされていない綺麗な肌が羨ましくて。
それに比べて私は・・・
紫外線のダメージを受けたシミやシワ、日光でガサガサの髪、薬品で荒れた指先と爪、黒ずんできてる膝や足の甲。
女子力のかけらもなくて悲しくなります・・・(;ω;)!
子供好きだけではやっていけないと痛感し、保育士を続ける意味が分からなくなった私は、園長に退職を申し出ました。
引き止められても辞める決意と覚悟
初めて退職を申し出たタイミングでは園長に引き止められました。
ただでさえ保育士の数が少ないので、辞めるのも結構エネルギーが要ります。
無言の圧力をかけられたり、「もう少し頑張ろう」「あと1年だけやって決めればいい」などと懐柔されそうになりましたが、決意と覚悟を固く保ちました。
もうだめぽ
死んでも誰も責任取ってくれるわけじゃない
他の仕事も経験してみたかった
このままこの職場で後ウン10年は想像できなかった
保育士は引く手あまただから、いざとなったら直ぐに就職できると思った
とにかく、これらを頭の中で繰り返しました。
「保育士を続けたとしても絶対に幸せにはなれない…ただただ多忙と疲弊する毎日に慣れるだけ…」
「 20代がこんな人生でいいのか?人生は一回しかないんだ!私の人生は私が決める!」
そんな気持ちが周囲にバレないように必死だったと思います。
でも、本当に辛いことは早く逃げた方が絶対にいいんです。
周りの人が何と言おうと、自分の人生なんだから自分を優先するんです。
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【保育士やめて良かった!】保育士が転職して人生変わった話
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保育士を辞めて転職活動をSTART!|保育士は一般企業から意外と評価してもらえる
無事に保育士を退職後、転職活動をはじめることにしたんです!
実際、やってみれば転職先なんていくらでも見つかりました。
私の志望は「事務職」。
人気の職種だし、全く畑違いの保育士からの転職です。
ところがそんな私の心配を他よそに、転職活動は1か月もかからないでサクッと終わりました!
しかも希望通りの事務職!!!
なぜ私がたった1ヶ月で就職先が決まったのか??
私は、転職エージェントのJAICを利用したことで見事内定をもらうことができたんです!!
さらに実は「イベント企画会社」からも内定をいただいていました…
結局は事務職を選んだんですけどね。
エージェント?コンサルタント?さんとの面談をすると、意外なことが判明したんです。
「保育資格」を持っている女性を採用したい企業が多いとのこと!!
学芸会での衣装作りや、企画の準備、手先の器用さ、子供を上手にあやして笑顔にする技術。
保育士時代にやっていたことがそのまま評価されることを知りました(;ω;)嬉しい!
保育士さんたちって我慢強い人が多いし、仕事もテキパキと早いって評価が高いんです。
書類作ったりとか雑務もこなせるマルチ的な存在だと企業からの評価も高いんです。
正直驚きです。
これだけ「一般の企業」が保育士を評価してくれていたなんて知りませんでしたから。
保育士を辞める際の注意点
実際に保育士を辞める場合、実は少し気をつけておいた方がいいことが3つあるので紹介しますね。
注意ポイント
- 転職先を見つけてから退職を申し出る
- できれば退職のタイミングは年度末にする
- 転職活動のタイミングは1月~3月がベター
もちろん私も、実践したので、スムーズに辞めて転職できました。
転職先を見つけてから退職を申し出る
経済的にも精神的にもゆとりをもって転職する方が安心です!
保育士を辞めてから転職活動に本腰を入れるより、ちょっとしんどいですが、保育士を続けながら転職活動をして、内定が出た時点で退職した方がゆとりをもって転職できます。
内定が出たら、園に退職の旨をはっきり伝え、引き継ぎもきちんと行いましょう。
引き継ぎの仕事がしっかりできれば、円満に退職できますよ。
できれば退職のタイミングは年度末にする
保育士の場合はクラスが変わる年度末のタイミングがベストです。
年度末で辞めることを事前に伝えておくと、年度途中に辞めるよりも引き継ぎなどの量が圧倒的に少なくなります。
周囲に対しても、自分が辞めることの影響が最も少ないのも3月という年度末です。
ただどうしても、辞めたい気持ちを抑えられない場合は、年度途中であっても辞めるべきだと思いますよ。
ただし、その場合は退職の1ヶ月前には申告しておきましょうね(法律的には2週間前で OK ですが、周囲に与える影響を考えると、円満に退職するためにはもう少し前に言っておいた方がいいです。)
転職活動のタイミングは1月~3月がベター
年度末にタイミングよく転職するためには、転職活動のタイミングは1月~3月に行っておきましょう。
私もそうですが、転職活動は動き出したら1か月くらいで決まることも多いです。
長くても3ヶ月くらいみておけば十分なので、逆算して1月~3月に転職活動を行えば、年度末の退職からスムーズに転職できます。
保育士から転職して良かったこと
保育士から転職して良かったこと
給料が大幅にアップしました(年収440万ベース)おまけにボーナスも!!
定年まで長く働けそう
有給をきちんと使わせてもらえる
待遇 各種保険の充実、年間休日118日もある
残業代が出る
ストレスが圧倒的に少なくなった
定時で帰れる(アフターファイブ楽しんでます!)
・・・・彼氏ができました(〃▽〃)♪
そして何より良かったのはストレスから解放されたことですヾ(*'∀`*)ノ
保育士時代は「園児・同僚・保護者・上司」全方位で注意を払わなくてはならなかったのに、それが全くないんです!(;ω;)
私は、思い切って保育士を辞めて転職活動をして本当に良かったと思います!
辛かったら辞めてもいいんです。
辞めて次を探すことも人生!
保育士を欲しがる「一般企業」はたくさんあります。
ブラックな環境で我慢しているなら、転職をしましょうよ。
保育士にしがみつかなくても、資格が生かせる仕事はいっぱいありますよ。
保育士を辞めることに後悔しそうなら・・・
それでも、人によっては色々考えた末やっぱり保育士の仕事が嫌いなのではなくて、職場の環境が嫌いなだけだったと気づくこともありますよね。
- 「憧れていた保育士にせっかくなることができたのに・・・」
- 「子供はとっても好きで、保育には関わっていたいな・・・」
そう思う人もやっぱりいると思います!
まあ、私の場合は未練がなかったのであっさり辞めたのですが・・・(笑)
例えば、以下のような気持ちになっていたら、保育士の仕事そのものではなく今の職場に問題がある可能性もあります。
- 一部の同僚保育士さんとの人間関係に悩んでいる・・
- 園長さんと保育に関する自分の考え方が合わない・・・
- 求人の時の情報と労働環境が全然違う・・・
そういう人は、保育士そのものを辞めるのではなくて、職場環境を変えるというのも手かもしれません。
「でも保育園ってどこも同じような労働環境なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
あなたが勤めている保育園がたまたまあなたにマッチしてないだけかもしれません。
保育園の労働環境はそれぞれの保育園によって全然違います!
もちろん保育方針もそれぞれの保育園で異なります。
なので、保育という仕事がまだ好きであれば、あなたにマッチした保育園をもう一度探してみるのも良い選択肢と言えます。
【保育士向いてないかも】実はその原因職場環境のせいかも・・・
最近、私の友達で保育士をしている人が保育士専門の転職エージェントを利用して、別の保育園に転職をしました。
保育士専門の転職なら【保育情報どっとこむ】
「子供と関わることはすっごく好きなんだけど、今の園長とは考え方が合わないの」と言って、別の保育園に勤めることにした様です。
その結果、私の友達にはその職場がすごく合っていたようで、今も楽しそうに仕事を続けています♪
私の場合は、保育士の仕事そのものにハードさを感じていたので別の業界への転職という道を選んだのですが、「保育園を変えるという選択肢もあったんだな・・・」と友達の話を聞いた時に思いました。(どのみちその選択肢はとらなかったと思いますが・・・)
保育士を辞めてフリーランスとして独立する方法も
私のように保育士を続けることに迷った場合、「別の業界へ転職する」、「職場の保育園を変える」以外にもう一つ選択肢があります。
それは、フリーランスとして独立するということです。
実は保育士の経験は、フリーランスのお仕事にも活かすことができます。
今の時代はフリーランスの人も非常に稼ぎやすい時代です。
保育士の経験が活かせる仕事でも良いですし、全く新しいことに挑戦してみるのもオススメですよ!
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【徹底解説】保育士からフリーランス保育士になるメリット・デメリット
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例えば、以下のような形で保育士の経験を活かす道もあります。
ベビーシッター
自宅へ行ってお子さんのお世話をします。子供のお世話となれば、保育士の経験をダイレクトで活かしていくことができますよね。
臨時(フリーランス)の保育士
実は保育士の業界は人手不足です。
また、若手の保育士はすぐに辞めやすい傾向にあり、保育園は欠員が頻繁に起こっています。
そこで、欠員分を補う臨時の保育士さんは非常に重宝されます。
保育士としての経験をそのまま活かすことができますよ。
ちなみに、またまた私の保育士の同僚に、正規職員として勤めていた保育園を辞めて臨時(フリーランス)の保育士になった人もいます。
彼女は、今複数の保育園を掛け持ちし、仕事量は保育園と話して自分で調整しています。
「自分で仕事の量や時間を調整できるようになったから、ストレスがかなりなくなった。」ととっても満足そうでした。
子供に関わる記事のライター
Web ライターであれば、パソコン一台で始めることができます。
保育士の経験を生かして、まずは子供や親子に関わる記事を執筆してはいかがでしょうか?
子供や親子に関わる記事の需要って意外と多いんですよ♪
探してみると、結構保育士の経験が活かせる仕事はたくさんありますよね。
子供とは関わっていたいけど、自分の労働環境は自分でコントロールしていきたいという人は、フリーランスとして独立するのも非常に良い選択肢です。
まとめ
保育士は子供と関わる尊い仕事ではあるのは事実ですが、とっても大変な仕事です!
勤め先の保育園の環境によっては、心が疲弊して人生つまらなくなります。
私も辞めると決断するまではそんな状態でした。
今の保育園で保育士を続けるかどうか迷っている人は、「辞める」ということを恐れないで欲しいです!
辞めてよかった!人生変わった!という人は私を含めても身の回りに結構いますよ!
ぜひ自分に合った幸せになる選択肢を探してみてくださいね。♪
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